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今日では県下三つの地域で、独居や虚弱のお年寄りを対象にしたネットワークによる「ふれあいサロン」が開かれ、会場の設営や送迎を労福協が担当し、食事づくりや介助を他団体の女性が受け持つ「サロン」が持てるようになりました。

 

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活動を通じて自らの生きがいづくり、自己実現を。

 

労福協では、「できることから、はじめてみよう!」と、組合員の自由な意志によるボランティア登録の呼びかけをはじめました。また、平成八年には移送サービスを具体的に進めるために、座席のサイドリフトアップ機能を持った福祉車両を購入し、「ふれあいサロン」の他に保健医療施設へのリハビリなどの通院支援、障害児(者)の福祉施設での活動や外出支援などに、社会福祉協議会ボランティアセンターとの連携で活動をすすめています。

 

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活動への登録者は一二〇名余と、いまだ多くの組合員の参加を得るまでに至っていませんが、これらの活動を組織の動員型ではなく個人の自発的な意志によるもので進め、各人の生きがいづくりや自己啓発、自己実現につなげるものにしたいと考えています。労福協では、ボランティア活動のコーディネートを担当する職員を配置し、昨年秋には福祉車両の二号車を社会福祉・医療事業団の助成を得て購入するなど、体制を強化しています。

 

 

 

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