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する手段として出てきたのが介護保険でしょう。ですからまずは、いい点、前向きの点を受け止めてやっていこう、その中で問題点があればどんどん変えていこう、という気持ちで取り組めばいいのではないでしょうか。

 

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堀田 いやあ、これだけ介護保険の意味、ボランティア活動の意味、つまりは、いろんなサービスを受ける方の心をおわかりいただいている方が知事さんである高知県というのはいいなあと、私、うっとりして聞いておりました。

 

市民も発想の転換を

堀田 奥さまもいろいろな場で県民の方とお話しされる機会を持たれておられますが、公的介護保険に対してのみなさんの反応はいかがでしょうか?「そんな余計なものはいらない」とか「少しはよくなるんだなあ」という期待とか、率直なところで。

橋本孝 みなさま、こんにちは、橋本孝子でございます。いままでずうっと主人の話を横で聞いておりましたが、本当によくしゃべるなあと(会場笑)。私自身はこのような場には大変おこがましいことだと恐縮しておりますが、みなさま方の貴重なお時間ですので、がんばってまいりたいと思います。よろしくお願いいたします。

橋本大 決意表明です(笑)。

橋本孝 (笑)いまのご質問ですが、私も県内各地へときどき主人とお邪魔させていただいておりますが、山間部に行きますと、「この道路を広げてください」とか「トンネルをお願いします」とかのお話が正直に申し上げて多いんですね。私は黙ってじーっと聞いておりますが、介護保険についての踏み込んだ話は、まだあまり聞いたことがございません。

橋本大 それが実情だと思うんですね。

堀田 そうでしょうねえ。

橋本大 介護保険とは何だろう、どうなるんだろうというのが一般の人にはなかなか見えにくい。県としての、行政としての広報がまだ不十分ということもありますね。

 

 

 

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