しいことに、ここが、野菜の袋詰めなどを手伝ってくれている『たんぽぽ』の書生さんも含めて、買物に来てくれた人たち同士の井戸端会議的な場所になったんです。そして、私たち会員は、労働のあとに、大鍋一杯のみそ汁とあるもので昼食を囲むのが恒例。その時間が何よりも楽しいんです」
こうした活動を通じて知り合った仲間たちについて、稲葉さん「私が得た何よりの財産」と強調する。
「よく、みんなで話すんですけど、病気になればお見舞いに来てくれる人はいる。でも、この仲間たちなら、きっと、それ以上のことをしてくれると思うと、何かあったときでも安心できるねって」