日本財団 図書館


(63) 下痢

大人と違って、赤ちやんの便はめまぐるしく変わります。そして赤ちゃんの下痢には、心配ない下痢と、注意しなければならない下痢とあります。水分の多い便でも、赤ちゃんが機嫌よく、食欲もあり、いつもと変わりなければ、即ち下痢だけが症状でしたら「単一症候性下痢」とか「単純性下痢」といって心配のないものとして、何時もと変わらない食事と生活をすすめてよいでしょう。

ただこのような時、お尻が赤くなりやすいので気をつけてあげましょう。

しかし、赤ちゃんの機嫌が悪く、吐く、熱っぽい、食欲がないなどの症状が加わっているときは、心配しなければならない下痢です。ぐったりしていたり、口の中や唇が乾いているようなときには、脱水症状の心配もあるので、すぐ医師の受診をすすめましょう。

 

(64) 熱が下がらない

平熱というものは、子どもによって違います。また、1日の中でも、午前と午後では違うし、食事の前と後、また年齢によってもそれぞれ差があります。

しかし、元気がなく、ぼんやりしているときは熱を測ってみましょう。

何度何分から発熱とは一概にいえませんが、機嫌もよく食欲もあるようなら、まず心配ありません。熱が下がらないで続いたり、元気もなくなってきたら、感染症(うつる病気)が考えられますので、かかりつけの医師に受診して指示を受けましょう。

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION