日本財団 図書館


(49) よく泣く・怖がる

赤ちゃんは不快・空腹・不安な気持を「泣く」ことでお母さんに合図をします。お母さんがすぐに駆け付けて原因を取り除けば再び眠ります。お母さんの適切で一貫した応答的対応がくり返されると、母子間に情緒的な絆が形成されます。6〜8か月頃になると見知らぬ人を見ると急におびえて泣く、人見知りが始まります。来客のたびに泣かれて困りますが、これは母子間の絆が出来ているからです。

1歳を過ぎて歩行が始まる頃、子どもはお母さんの懐から一歩踏みだし、自我意識か出てきます。少しずつ1人でやりたがり自己主張を始めます。2才頃になると更に行動範囲が広がりながらも、急に甘えてしがみついたり暗がりや動物などに恐怖心を示すようになります。

ですから泣いたり怖がったりするのも、正常な発達の道筋なのだと考え、そうした際は心の安全基地になってあげて下さい。

 

(50) テレビばかり見ている

番組によっては、強烈な光と音、刺激的な色彩と共に次々と変わる画像、じっと座って眺めていれば少しも退屈しません。子どもは自分の眼の疲労にも気付かずに・・・・・・。

一方、夕方には食事作りや家事に追われるお母さんはどうしてもテレビに頼りがち。時にはビデオまで利用し、内心「けがをされるよりはまし」と、いつの間にかテレビばかり見ている子どもになっています。

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION