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質疑応答 特別保育について

 

・ 保母自身が感性豊かにいることで、子どもも豊かになっていく。保母の思いを子どもは敏感に感じ取るという話がとても印象に残った。日々一生懸命子どものために…と考えると、次々と行事をこなすことよりも、今、その子に必要なことを何よりも優先させてあげたいと感じた。子どもを十分にみてあげるには大変忙しいので、そのための工夫や改善は大切だと思う。

 

・ 特別保育を特別な事ではなく、当たり前のことと、とらえるのは、今の私自身まだまだ難しい面がありますが、先生のお話を聞いてもう一度原点に戻って子どもの心をくみ取りながら感動を伝えていける保母になれるよう努めていきたいです。

 

・ 特別保育という前提ではなく、当たり前の保育という気持ちを持って、子どもと一緒に時間を気にしないで、思いっきりかかわって過ごしていきたいと思う。

 

・ 延長保育をしていますが、やはり、先生がおっしゃられたように“どうやって過ごそう”“早く帰りたい”という思いが自分の中にあった事を思い知らされた。子どもの為ではなく自分の為だということを知り、反省させられた。特別な時間ではないこと、この時間だからこそ出来ることを考え、大切に時間を過ごせるようにしていきたいと思った。

 

・ “特別保育ではなくあたりまえの保育だと考えるべき”という話を聞いて“ハッ”としました。保育者自身楽しいひとときではなく、待つ時間だと思っていたから“子どもがかわいそうだ”と思ってしまっていたということに気がついた。

 

・ 2人の先生方が言われた「特別」と見てはいけないということは、わかるのですが、勤務体制、行事等の準備など、毎日帰りが遅くなると、自分の帰りを待っている子どものことを考えると複雑です。

 

・ 特別保育は、“特別”なことではない……よくわかります。でも、例えば延長など、だんだん暗くなっていく外の景色と、少なくなっていく子ども達…雰囲気を楽しくしようと努力するものの、家に帰れば2児の母。時々、わが子はどうしているかしら…と思ってしまうのも現実です。

 

・ 保育者はこうあるべき!を改めて考えました。同じことをしているようで同じでなく、同じでないようで同じものに、保育者は子どもに対して、又、保護者に対して願を持っているのだと感心させられました。保育のプロとしての自覚、保母の力量の大切さを痛感した。

 

・ 子どものお迎えが遅くなると、保母自身も早く帰りたいなという思いを感じることがあるが、そんな時はきっと子どもにとって、楽しい時間ではなかったかもしれないと反省させられた。

 

・ 延長当番などになると、保育に力が入らないような感覚にとらわれていた自分が、恥ずかしくなってしまいます。これからは、楽しんで保育と向き合いたいと感じました。

 

・ 和田先生が実際の現場で働く者の立場で話をして下さって、心から拍手を送りたい気持ちだった。岩井先生は、特別保育の主体は子どもであることを教えてくださったので、明日からお迎えを待つ時間だと思わないで過ごせるように工夫していきたい。

 

・ 耳の痛い部分は多少あったが、理想と現実のギャップの大きさも痛感した。言うは易し、行うは難しというのが現状でもある。ただ、少しでも前向きな姿勢をもつことだけは、忘れないようにしていきたい。

 

・ 特別保育というものに差をつけて(知らず知らずのうちに)いたことに反省させられた。かまえすぎていた部分もあったように思う。

 

・ 岩井先生のお話を聞いて、自分が恥ずかしく思いました。延長保育のときは親を待っているのは、子どもより私かもしれません。反省し、明日の保育につなげていきたいです。

 

・ 難しい演題と思い、参加したが、先生方もそう思われかみくだいてお話していただいてわかりやすくてよかった。質疑応答で具体的なことの質問などがあり、共感できた。

 

・ 全体の場ではなかなか自分の意見がいえないので、少数での情報交換の時間を持った後、その場で出た意見などを質疑応答の場でだすと、より親しみのある話し合いになったのでは……。

 

 

 

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