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提案要旨

 

小さな町のすこやか保育

 

露木省子(神奈川県・酒田保育園長)

 

社会福祉基礎構造改革がまとまろうとしています。社会福祉は、国が中心となった戦後の福祉行政から、地域・民間へ移行され、在宅サービス化へと変化しています。まさに、福祉は地域化・自己選択・自己決定の21世紀へとすすんでいます。

児童福祉施設(保育所)は、今……

1. 高い公共性の維持

2. サービスの基準を満たす専門職の確保

3. 継続性・安定性の確保

4. 地域のサービスの受給を考慮

5. 一定の実績を有する

このような要件を満たす施設づくりをしていく努力が必要です。

各市・町・地域毎に特色ある経営をしていくために、大都市とは異なった、人口1万3千人余の小さな町で唯一の保育園である当園での取り組みを紹介します。

 

1. 保健職の役割と必要性

(乳児保育の充実・与薬・保健だより・救急処置・入園時親子面談・意識改革)

 

2. 保健職・保母(保育士)職・給食担当者・園医・薬剤師との連携

(保健・給食検討会の実施、健康診断)

 

3. 研修会への参加と園内研修

 

4. 園児・保護者とのかかわり

(衛生検査と保健学習・はぐくみフォーラム・懇談会からサロンへ・育児相談・親子パーティー)

 

 

 

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