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マウンテンバイク・ツアー

小鳥のように木々を縫って走る

 

ラフティングは、本セミナーのメインプログラムであるいかだ下りの際のイメージづくりや操艇方法の練習、水の流れに慣れる等で重要な意味を持っている。ラフティングは、上下に大きく揺れ、水の流れを直接体感できるので、水への恐怖心を克服するのに最適である。今回は水量の関係で内容的に距離がやや短かったが、その分コース途中で高い岩場から飛び込んだりと、迫力、スリルとも満点の活動となった。

 

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ラフティング

太古の感覚を取り戻し魚になる

 

水上活動のメインである手作りのいかだ4艇による利根川下りでは、各艇に昨年のいかだ下り経験のある職員を1名乗せるとともに、ラフティングボート2艇、カヌー2艇を配備、更に現地でジェットスキーを楽しんでいた人たちに参加者のサポートを依頼し、安全対策に万全を期した。

当日は、設定したコースの水量が少なかった(前日のいかだ組立・操艇練習時よりも更に20cm水位が下がる)ことから、カーブ地点に水流が集中し、一艇のいかだが急流に巻き込まれ、座礁という事態が生じたが、幸いけが人もなく事なきを得た。

 

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「利根川にいかだ下りせむ。今は漕ぎ出でな!」

 

その他のプログラムでは、地元の年中行事である赤城山頂所在の大沼湖畔における精霊流しに参加、環境教育の一環としての水生生物捕獲・観察、利根川源流部・中流部の水質調査等を盛り込むことによって、自然と人間生活との関係について改めて考える機会を設定した。

(3) 協力体制の確立

利根川水系ダム管理事務所、水上町宝台樹キャンプ場、前橋・伊勢崎警察署(警ら依頼)、 群馬大学付属病院(看護士派遣依頼)、マウンテンバイク・ラフティング・いかだ下りのコース案内・安全管理を依頼した民間野外活動団体との事前及び活動中の打ち合わせには十分時間を費やし、事故防止に万全の対策を講じた。

参カ者のサポーターとして、筑波大学飯田稔研究室から2名、ボランティアでは、男子 1名、女子3名が全日程参加回して大いに活躍した。更にいかだ組立・コースアドバイザーとして、当青年の家OB職員にも協力を得た。

 

 

 

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