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5] ダマスカス

1) Dr. Danho Dawod シリア観光省大臣

団長より表敬の挨拶、ミッションの目的等説明。

大臣より以下のコメントがあったる

●シリアの東端ユーフラテス川沿いにある古代遺跡の都市マリ、ドラエウロポス地域も是非日本人の観光人気を上げて頂けないか。

●今回皆さんがお尋ねになるパルミラでは毎年5月初旬にバディアレース(砂漠のラクダレース)が行われており、シリア人にとっても、非常に人気のある都市だ。

●98年が若干落ちている。97年は8千人であった。

●昨年からJICAの総合観光開発調査が行われてきたが、頂いた提案(プロジェクト)については観光最高評議会の確認決定待ち。

●今回のミッションの目的であるシルクロード関連プロモーションについては関係部長が更に細かいお話をお聞きする事になろう。

2) シリア観光省次官他

Mr. Ahmad Helwani シリア観光省次官

Mr. Waiel Kossara シリア観光省技官

Mr. Nedar Machfeg シリア観光省技官

観光省次官とのアポイントについては大臣表敬の時間と重なり、時間は短くなったが、観光開発などについて情報の交換が行われた。

3) シリア観光省部長

Mrs. Sawassam Jouzy Bachour シリア観光省渉外部長

Mr. Ousama Hanana シリア観光省宣伝部長

Jouzi部長からシリア観光省としてJATAへ参加するにつき入会金、参加条件、出店コマ料等の確認があり、詳細はJATAより後刻送付する事になった。

4) 在シリア日本大使館

後藤 昭 在シリア日本国大使館参事官

坂 克人 在シリア日本国大使館一等書記官

後藤参事官からシリアの経済、政治状況等をまじえて一般情勢が話された。

5) シリア観光省次官他

Mr. Ahmad Helwani シリア観光省次官

Mr. Waiel Kossara シリア観光省技官

Mr. Nedar Machfeg シリア観光省技官

樋口団長はじめ団員全員が改めて紹介された。調査団のルート、シリアでの調査地域等の確認と、調査に対するねぎらいの言葉を頂いた。

6] パルミラ

1) 西藤清秀 パルミラ遺跡東南基地地下裏発掘調査隊長(考古学)

1990年から発掘調査を開始。1991年に地下探査レーダー探査。A号墓、C号基を実施。

特に目立ったものは無かったが、1994年にC号基の延長線上にF号基が出た。ここは紀元前128年に有力士族のボルパ、ボルハの兄弟が建造。地下宮殿にも匹敵する豪華な墓。昨年で発掘は終了し、今年は遺物調査を実施した。主室からサチュロス(酒神バッカスの従者)の頭部をあしらった碑文が見つかり学術的に高い評価を得ている。

 

 

 

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