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(3) データ表示部

 

(a)情報受信の喚起音出力における処理

データ処理部からのデータ受信時には喚起音を発生させる処理を行う。

該当する処理は入出力制御部のデータ受信処理、演算制御部の喚起音出力処理である。

 

(b)トラフィック情報の描画時における処理

地図は地図描画部により、イメージメモリ(地図メモリ)という左上と右下の緯度・経度の座標で囲まれた領域に、標高、道路等を描画する。トラフィック情報もこのイメージメモリに描画するのであるが、座標が定義されるシンボルデータであるので、すべてのトラフィック情報についてその緯度・経度がイメージメモリ内である場合に、種別に相当するシンボルで描画処理を行うと共に、固定画面制御部にて観測時刻を描画する。

該当する処理は地図描画部のグラフィック画像描画処理、固定画面制御部の文字列描画処理である。

 

(c)トラフィック画像の地図重畳表示

トラフィック情報も地図に重畳表示するシンボルである。トラフィック情報はデータ処理部で設定された3つの種別のシンボルを同一色で表示するため、気象画像情報(4.6.1項)で述べたイメージメモリ内の1つのプレーンを割り当てる。図4-14に、トラフィック情報を含むイメージメモリの構成を示す。

該当する処理は地図描画部のグラフィック画像描画処理である。

 

187-1.gif

図4-14 イメージメモリの構造

 

 

 

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