(2) 近接警報出力判定処理機能
トラフィック情報内に含まれるすべての他機情報と自機との関係から、「距離5NM以内でかつ高度差1200ft以内」という条件を満足する他機が1機以上存在する場合に、「近接警報出力判定内」と判定し、警報音を出力する機能を有する。なお、これは(a)のシンボルと対応している。
(3) 喚起音の出力
データ受信時には、データの到着を知らせる喚起音の出力機能を有しており、喚起音出力のON/OFF切替えが可能である(4.9.5項参照)。
4.4.6 フリーテキスト通信
(1) 情報の提供
フリーテキスト通信には、送信機能と受信機能があり、それぞれの機能を以下に示す。
(a)送信機能
ACARS通信機上のパネル操作によって、テキストの作成および地上へ送信する機能を有する。
(b)受信機能
受信したフリーテキストをデータ表示部のテキスト画面に文字表示する機能を有する。また、フリーテキストを受信した際には、NAVモードのマップ画面上上部に「FTX」と表示し、パイロットがその内容を画面表示し確認するまでは未読情報が存在することを示すために消えないものとする(表示画面は4.9.4項参照)。
(2) 喚起音の出力
データ受信時には、データの到着を知らせる喚起音の出力機能を有しており、喚起音出力のON/OFF切替えが可能である(4.9.5項参照)。
(3) フリーテキストの保持
最大10通のフリーテキストをデータ表示部内で保持し、情報を再表示させる機能を有する。但し、10通以上を受信すると最古のデータを削除するものとする。
4.5 各アプリケーションの処理の流れ
各アプリケーションごとの処理の流れを図4-2〜図4-7に示す。