位置通報のリクエストは位置通報リクエスト送信画面により設定及び送信が可能である。位置通報リクエスト送信画面では、前述のADSコントラクト種別及び周期的コントラクトの周期時間の指定を行い、指定した送信先の航空機に対して任意のタイミングでリクエストを送信することが可能である。
図3-5 位置通報リクエスト送信画面
位置通報に使用するADSレポートでは下表のような情報が定義されているが、本システムでは基本情報(緯度、経度、高度、時刻、航法性能指針)のみ利用することとし、付加情報については対象としない。
表3-4 ADSレポートの内容
前述の通り、本システムではADSの付加情報を対象としないことからADSレポートにより航空機の速度、方位、昇降率を得ることができない。そのため、本システムでは受信した位置通報の緯度、経度、高度と前回受信した緯度、経度、高度から、航空機の速度、方位、昇降率を算出し航空機シンボルのタグ及び航空機の詳細情報として表示する。 なお、今回の評価システムでは、機上側から提供される高度情報はGPSから得られる高度情報を基準としているため地上側におけるQNH補正は行わないものとする。
前述の通り、本システムではADSの付加情報を対象としないことからADSレポートにより航空機の速度、方位、昇降率を得ることができない。そのため、本システムでは受信した位置通報の緯度、経度、高度と前回受信した緯度、経度、高度から、航空機の速度、方位、昇降率を算出し航空機シンボルのタグ及び航空機の詳細情報として表示する。
なお、今回の評価システムでは、機上側から提供される高度情報はGPSから得られる高度情報を基準としているため地上側におけるQNH補正は行わないものとする。
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