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表4.14 Type18のメッセージ受信時に記憶されるデータ

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8] メッセージType26 (電離層遅延補正)

放送される可能性のあるバンド番号(0〜8)とブロック番号(0〜13)の全ての組合せに対する126個分のメッセージに対応するメモリを、IODIの更新中の電離層遅延の推定の中断が起こらぬよう、IODIの新旧に対応して2組有する。

a) 記憶データ    :表4.15に示す。各WAAS衛星毎に2組有する

b) データの有効時間 :600sec

c) データ受信時の処理:

・受信したIODIが新データのIODIと異なる場合、記憶されていた新データを旧データとし、受信したデータを新データとして記憶する。データを使用する場合は最初に新データ中に存在するか否かをチェックし、得られなければ旧データ中に存在するかを調べる。

・電離層補正値の計算の要求をだす。(メッセージType18と同一の理由)

 

表4.15 Type26のメッセージ受信時に記憶されるデータ

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9] メッセージType9 (GEO航法メッセージ)

GPSの場合のエフェメリス情報に相当するもので、WAAS衛星を測位に使用するために必要な精密な位置情報を提供する。

a) 記憶データ    :表4.16に示す

b) データの有効時間 :PAモード時は 240sec それ以外は360sec

 

表4.16 Type9のメッセージ受信時に記憶されるデータ

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