10] メッセージType17 (GEOアルマナック)
WAAS衛星の大まかな位置をしめす。WAAS衛星を捕捉するために用いられる。
a) 記憶データ :表4.17に示す
・但し、衛星番号が210より大きい場合及び衛星位置のX,Y,Z軸の成分がいずれか全ビット"1"になった場合はメッセージをエラーとしてデータの記憶を行わない。
b) データの有効時間 :無制限(データ受信時に有効フラグをONにする)
表4.17 Type17のメッセージ受信時に記憶されるデータ
11] メッセージType27 (WAASサービスメッセージ)
局地的な精度劣化の指標で、測位計算方法を決定するのに使用される。有効時間は無制限。
1メッセージ当たり7つの領域のデータで、最大15メッセージ、総計105の領域のデータを放送することが出来る。15メッセージを識別する手段は提供されていないので、各メッセージ先頭の緯度、経度、半径のデータによって行う。
a) 記憶データ :表4.18に示す
b) データの有効時間 :無制限
c) データ受信時の処理:
・IODSが変われば105個の全エリアを0クリアする。
・データはメッセージ(7個のデータ)単位で管理し、受信したメッセージ中の最初の緯度、経度が現在記憶されている7個単位のデータ15組のいずれかの最初の緯度、経度、半径と一致した場合、これに続く6個のデータは無条件に受信したデータで書換られる。
表4.18 Type27のメッセージ受信時に記憶されるデータ
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