2] メッセージTypel(PRNマスクアサイン)
このデータはIODPの更新の際に高速補正、長期補正データのIODPとの一致がとれず補正が中断されることを防ぐため、新IODP、旧IODPに対するメモリを各WAAS衛星毎に持つ。
a) 記憶データ :表4.9に示す内容を各WAAS衛星毎に2組有する
b) データの有効時間 :600秒
c) データ受信時の処理:
・現在信号処理部に割当られている衛星のマスク番号を求め、チャンネル対応PRNマスタ番号の表を作る。
3] メッセージType2〜5(高速補正)
a) 記憶データ :表4.10に示す
b) データの有効時間 :
・PRC有効カウンター飛行モード、type7のデータによりTableA-18で決定
・RRC有効カウンタ→8xRRC計算間隔
・UDREI有効カウンタ→PAモード時は 12sec それ以外は18sec
c) データ受信時の処理:
・データの有効時間決定のためにType7で放送される各衛星の高速補正劣化係数(Fast Correction Degradation Factor)が必要で、これが有効でない場合、Type2〜5のメッセージは受信しても捨てられる。
・IODP, IODF, PRCをデータが得られた時刻(基準時刻)と併せて記録する。
・データ(PRC, UDREI)の有効時間を決定する。
・直前のPRCと受信したPRCからRRCを計算する。RRCの有効時間はPRC基準時刻の差の8倍とする。(MOPS A.4.4.3)