付録H-機上無線のランダム・アクセス・ダウンリンクMバースト選択アルゴリズム
適切なランダム・アクセス・ダウンリンクMバーストを選択して網加入要求(E)、予約要求(R)及び網離脱(L)の各タイプのメッセージを伝送する一般的プロセスは、以下に示すとおりとする。後続する網加入メッセージ及び予約要求メッセージの再送信のために適切なダウンリンクMバーストを選択するプロセスもまた、下記のとおりとする。
ステップ1
RAダウンリンクMバーストに対する要求は、MACサイクルN内のLBACxより前にMAC層に到達する。
初回送信
ステップ2
機上無線機は、付録Gのアルゴリズムを使用して0=≦r=≦Rnとなるランダム整数rを選択する。nmは、構成及びプロセスのタイプに応じたMACサービス・システム・パラメータ(n=E,R,またはL)とする。すなわち、網加入用はRE、予約要求用はRR、また、網離脱用はRLである。
ステップ3
機上無線機は、利用可能なRA機会をスキップして次に利用可能なRAダウンリンクMバースト、例えば、MACサイクルM内のLBACyに送信するものとする。
ステップ4
網加入及び予約要求の場合、機上無線は地上局からの適切な応答を、MACサイクルM+w内のLBACyまで上限wMACサイクルの間待つものとする。このパラメータwは、整数W1n及びW2n間に均等に分散したランダム整数、すなわち、W1n=≦w=≦W2nとする。W1n及びW2nは、構成及びプロセスのタイプに応じたMACサービス・システム・パラメータ(n=EまたはR)とする。すなわち、網加入用はW1E及びW2Eとし、予約要求用はW1R及びW2Rとする。MACサイクルM+w内のLBACy時またはそれ以前に有効な応答を受信した場合は、このプロセスを終了するものとする。