注1)ATN指示は、VDLモード3システムだ、すべてのATN特定要件を支援するよう命令する。例えば、ATNの加入及び離脱事象は、0,1,2または3の網型が航空機から地上に送信される場合に生成することとする。
注2)このパラメータ内の「圧縮なし(No Compression)」の表示は、VDLモード3のサブネットワークが圧縮を実施しないことのみを示す。これは、網またはそれより上位の層によるどんな圧縮も指示または禁止することはない。
注3)航空機はこの網型の中の1つを、また、地上局はすべての網型を、それぞれ支援することになる。
3.7.3.3.4.2 航空機起動情報プライベート・パラメータ
機上LMEは、航空機起動情報プライベート・パラメータを使用して地上に、航空機のモード3機能または要望について通知するものとする。地上LMEは、これらのパラメータを送信してはならない。
3.7.3.3.4.2.1 回復促進パラメータ
回復促進パラメータは、航空機がそのMACサブレイヤの状態を伝達して地上のMACサブレイヤに、その状態情報をリロードさせるために使用するパラメータである。表3-67は、このパラメータのフォーマットを定義する。航空機アドレスは、24ビットのICAO機上局アドレスとする。予約状況フィールドには、その航空機に対するどの未解決データ要求にも必要とされる優先順位及びスロット数を示す3ビットの優先順位フィールド及び4ビットのスロット数フィールドを含むものとする。地上局が受信した場合、この情報はMACサブレイヤに転送しなければならない。