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この回復促進XIDは、データ・スケジューラの回復に必要な情報だけでなく、航空機アドレシング情報も示す。網初期化XIDの方は、所望のサブネットワーク・コネクションを示す。航空機は、網の初期化に必要なネットワーク情報及びネットワーク・サブパラメータのみを送信するものとする。その他のパラメータ及びネットワーク・コネクションについては、回復処理の完了後に交渉することができる。その意図は、1回のバースト送信へのCTRL_RESPフレームを保持することにある。

 

注)この回復手順は、それが呼出される時点でまだ地上局の覆域内にいる航空機との交信を再確立するために、正常な網加入処理をバイパスすることを可能にする。

 

注)システム構成3V1Dの場合、すべてのローカルIDは、全航空機がデータ・サブチャネルにアクセスすることができるよりも高速にポーリングされ得る。したがって、地上局は、ポーリングに対する応答がないために割当てられていないと既に分かっているローカルIDへのアップリンク回復メッセージの送信をスキップすることができるようになるのが望ましい。

 

注3)回復にポーリング応答Μバースト(2V2D構成の場合はLBAC1、3T構成の場合はLBACの場合はLBAC2、3及び4)を使用しないシステム構成(すなわち、2V2D及び3T)のみが、航空機に回復処理の間にランダム・アクセスを介して、網加入要求及び予約要求Mバーストをダウンリンクさせることを可能にする。これらの要求は、回復状態の完了後に処理される。回復処理の完了後に処理される。回復処理の間にLBAC1を利用するシステム構成(例えば、4V、3V1D及び3V)は、新しい航空機にリンクを確立させる前に回復状態が完了するまで待機しなければならない。

 

3.7.2.4 リンク解放

 

3.7.2.4.1 明確なリンク解放

 

機上LMEは、2つの連続サイクル内で同一の次網メッセージを受信した後でのみ、網ハンドオフを送達確認し、かつ、実行するものとする。次網メッセージ送信、次網送達確認及び次網再送信の各方式は、3.5.4.3.3項に従うものとする。

 

機上LMEは、網ハンドオフが必要と判断した場合、網離脱(Leaving Net)メッセージを生成しMACサブレイヤに、その網離脱メッセージを地上局に送信するよう指令してからTL3タイマを始動しなければならない。TL3が満了したら、リンクを切断状態に切替えて離脱事象(Leave Event)メッセージを形成し、機上ルータに転送するものとする。

 

 

 

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