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網加入要求メッセージに対する伝送試行は、網加入要求メッセージを伝送するために適切なMダウンリンク・バーストLBACの選択に関して示した付録Hのアルゴリズムに基づくものとする。そのパラメータRE(3.5.3.5項に定義)は、MACサービス・システムパラメータの1つである。REの値は表3-52bに示す。この方式は、有効な網加入要求メッセージを受信するかまたは再送信の回数がNL1(表3-59参照)を超えた時点で終了するものとする。

 

3.5.4.3.3 次網メッセージ

 

LMEからの指示により、地上MACサブレイヤは次網メッセージを伝送しなければならない。次網メッセージの送信は、2つの連続サイクル内で行うものとする。

 

同一情報を含む2つの連続する次網メッセージを受信次第、機上MACサブレイヤはLMEに、その受信した次網情報を提供するものとする。

 

LMEによる指示があった場合、機上MACサブレイヤは、次のポーリング要求に応じて地上局に次網ACKメッセージを送信しなければならない。次網ACKメッセージを受信次第、地上MACサブレイヤは地上LMEに送達確認を出すものとする。

 

地上局は、次のポーリング要求に応じて次網ACKを受信できなかった場合、次に利用可能なMアップリンク・チャネルで、MACサブレイヤを通じ機上LMEに次網メッセージを再伝送しなければならない。次網メッセージの再送信もまた、2つの連続サイクル内で伝送するものとする。ポーリング応答カウンタNL2の値を超えた場合は、次網の再伝送を停止しなければならない。更に、次網送信もまた、網離脱メッセージを受信次第終了する。

 

機上局は、ポーリング時に送信する予約要求メッセージ及び次網ACKメッセージの両方を持つ場合は次網ACKメッセージを送信するものとする。

 

次網ACKメッセージのフォーマットは、付録Fの2.14項に定義のとおりである。

 

3.5.4.3.4 網離脱メッセージ

 

LME(3.7項)の指示により、機上MACサブレイヤは、適切なMダウンリンク・バーストLBACを選択し、付録Hのアルゴリズムに基づいて網離脱メッセージを伝送するものとする。このメッセージに関しては、再伝送を行わないものとする。

 

 

 

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