3.3.3 機能構成
本プログラムは、以下に示す機能で構成される。
・シミュレーション制御機能
・送受信管理機能
・リンク管理機能
・記録/解析機能
・時刻管理機能
機能構成図を図3.3.2に示す。
(1)シミュレーション制御機能
シミュレーション制御機能は、立ち上げと同時に起動され、プログラム全体の初期化及び動作全般の制御を行う。シミュレーション制御機能の有する機能を以下に示すとともに、各々の機能概要について示す。
・初期化機能
パーソナル・コンピュータ及びメモリの初期化を行う。
・操作/表示機能
キーボード入力により以下に示す項目の画面を表示し、設定を行う。
・MACシステム・パラメータ設定
・DLSシステム・パラメータ設定
・LMEシステム・パラメータ設定
・解析
・シミュレーション開始指示
・作動状況表示
・シナリオ・データ管理機能
シナリオ実行の指示により、シナリオ・データを読み出し、シナリオ内容に基づいたデータを処理する。
(2)送受信管理機能
送受信管理機能は、シナリオ・データで設定されるユーザ・データをフレーム転送により送受信し、フレーム制御を行う。送受信管理機能の有する機能を以下に示すとともに、各々の機能概要について示す。
・管理(M)及びV/Dバーストの作成及び管理機能
システム・データ(Mバースト)及びヘッダ・データ(V/Dバースト)は、MACサイクル毎に作成せず、シミュレーション実行期間中変更のない項目については固定データとしてデータ・フォーマットの形で内部に保持しておく。使用する場合には、保持データをメモリ転送し可変データのみを書き込むものとする。
・ユーザ・グループ管理機能
システム構成に対応する各スロットのユーザ・グループに属する航空機アドレス及び航空機IDを管理する。