7. 結 論
ユーロの導入はすでに国際社会に重要な影響を与えているが、将来、さらに重要な影響を及ぼすだろう。早晩、国際金融制度を設計し直し、ドル、ユーロ、円という三大国際通貨間の暫定協定を再定義することを余儀なくするであろう。こうした状況により非常に好ましい影響が起こるであろう。特に、この機会を国際通貨危機と金融危機の頻度と被害の程度を削減することを目的とした規則作りに利用することができるなら、非常に好ましい影響がもたらされよう。そうなれば、ユーロはよりバランスが取れ、より安定した国際通貨制度を創設する好機を提供してくれるかもしれない。
参考文献
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