日本財団 図書館


○ 郵便局の対応なかなかだね

15年前、学生になったとき、銀行に初めて口座を持ちました。その時の銀行員の対応の素晴らしさ、サービスのよさに感動したことをよく覚えています。それに引き換え、郵便局の場合は、いわゆる「お役所仕事」に感じられ、いやな思いをしたことも幾度かありました。郵便局不信は、この時始まったのです。

ところで、最近引っ越しをしました。郵便の転送を依頼するために、転居の届を郵便局へ出しておきました。すると、しばらくして、郵便局から新居へ封書が届きました。

「早速、転送されてきたな」と思いました。ところが、実は、担当郵便局からの手紙が納めてあったのです。驚くことに、「いらっしゃいませ、わたしたちの町へ」という挨拶状でした。くらしに役立つ情報も同封されていました。

どんな場合でも、自分が歓迎されるということは、とてもうれしいことです。この出来事があって、「郵便局に対する評価を変えなくてはならない」と感じました。

 

○ 図書館の5時閉館は早すぎる

先日、学校が終わってから、調べたい資料があったため、家の近くの市立図書館へ行きました。しかし、図書館はすでに閉館していました。入り口には、「図書館は5時で閉館です。」という看板がありました。僕の通っている学校は、4時に終わります。通学時間が1時間かかるため、図書館閉館までには間に合いません。僕のように閉館までに間に合わない人や昼間いそがしくて、夜、図書館を利用したいと思っている人もたくさんいると思います。

市立図書館には、学校の図書館とは比べものにならないほどの、資料や本があります。だから、なるべく多く図書館を利用したいのです。何も夜遅くまで図書館を開けておいて、というわけではありません。7時、8時まででいいのです。もしそうなれば、もっと多くの人が図書館を利用するはずです。

市民のことを考えた、利用しやすい図書館になってほしいものです。

 

○誰もいなくなった河川敷

前夜来の雨が上がった土曜日の昼過ぎ、ある河川敷にいると、野球のユニフォーム姿の若者20人ぐらいと、バレーボールを持った外国人10数人が相前後してやって来た。野球チームはグラウンドでキャッチボールを始め、外国人たちは少し離れた芝生の上でボールを打ち始めた。

ほどなくして、黄色灯を点滅させながら軽トラックが近づき、管理人らしい運転手が、野球チームと外国人の一団に退去を求めた。「芝生が傷む」という理由もあるらしい。双方とも不承不承の様子で引き上げていった。

末端行政の稚拙さを垣間見た思いがした。野球場の使用は事前に許可を得なければならないことは想像に難くないが、雨上がりの誰もいない河川敷である。その場で申し込んで使用できるような便宜を図れないものか。また、芝生が傷むからボール遊びを禁じるとは本末転倒も甚だしい。傷んだら張り替えればいい。

誰もいなくなったこちら側とは対照的に、対岸の河川敷にはたくさんの人々がいた。

 

 

 

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