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この総合計画では「豊かな町づくり」「住み良い町づくり」「幸せな町づくり」「明るく楽しい町づくり」「伸びゆく町づくり」の5つの柱で事業推進を図ることとしました。

この総合計画を実現するためゴールデンユートピア計画を先導開発事業として位置づけ、高齢化と過疎化が同時に進行している邑智町の現状に立ち向かって地域の振興と活性化を推進し、長寿社会対策を単なる高齢者だけの対策ととらえず、全世代にわたる課題としてとらえ、健康、交流、生き甲斐の3つの目標を掲げた施設整備と多様なソフト展開を図り、過疎化の流れから脱却して地域の活力を呼び戻そうと事業を進めてきました。

 

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ゴールデンユートピアおおち

 

ゴールデンユートピアおおちは健康センター、スポーツセンター、高齢者センター、交流センターに加えて、レストランと宿泊施設のコテージ、芝生広場には大型遊具も設置するなどまさに未来型複合健康増進施設です。

「自分の健康は自分で守る」を合い言葉に健康増進事業を展開し、平成6年秋の全館オープン以来毎年10万人を越す来館者を迎えています。

健康センターでは看護婦を配置し、健康相談や体力チェック、体脂肪測定などを行って健康チェックが出来るほかリハビリ教室も開催しています。スポーツセンターではエアロビインストラクターによるエアロビクス教室開催、スポーツインストラクターによるアスレチック指導、プールでの腰痛水泳教室など開催して、高齢者から子供まで健康増進活動を行っています。また全天候型のテニスコートとゲートボール場もあり若者から高齢者までスポーツに汗を流しています。

 

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腰痛水泳教室で健康づくり

 

高齢者センターでは高齢者の知恵と技を活かそうと「竹細工」「木彫り面」「木工細工」「神楽面」「草木染め」「陶芸」の6つのグループが創作活動を活発に行っています。これは世代間を越えた仲間づくりと特産品開発などを目的としており、竹細工の提灯等は注文に応じきれないほど人気があります。また世代交流として高齢者が先生となって子供たちと竹とんぼ教室や陶芸教室などを開いて技術の伝承も行っています。

交流センターには150インチのハイビジョンを備えた研修室と会議室などがあり、町内外の様々な会議や研修の会場として利用されています。

 

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提灯づくりに励む竹細工部会

 

人材の育成と多様なソフト事業の展開

この総合計画の柱の中の一つの「明るく楽しい町づくり」の中にコミュニティの充実を掲げました。

総合計画により整備を進めたゴールデンユートピアおおち、カヌー博物館を中心としたカヌーの里おおち、齋藤茂吉鴨山記念館などの施設の利用促進と健全な運営を進めるには、スタッフの育成とその施設での多彩なソフト展開が必要であることや、地域においては婦人会、青年団、青壮年の地域グループ、高齢者グループの育成やリーダーの養成などの必要性から積極的に人材の育成とソフト事業の導入を図ってきました。この推進の大きな力になったのが町内の各団体の代表37名で組織する町づくり推進協議会で、毎年の事業推進と住民へのPR、啓蒙に大きな役割を果たしてきました。

ソフト事業を展開していく中で町が独自に始めた事業に「誇りのもてるふるさとづくり事業」があります。これは地域の団体、グループが地域の資源を見直し活用することで、地域の活性化や新しい文化の創造に取り組もうとする活動の企画が採択されれば、事業開始時点で100万円を助成するというもので、住民の組織やリーダーの育成、地域資源の再発見に画期的な事業となりました。平成元年の事業開始から現在までに20件17,448千円の助成を行っており、桜公園整備、町花シャクナゲの栽培、郷土史研究、凧揚げ、陶芸、草木染め、創作和太鼓、俳句や木工ろくろの会のなど集落全体、若者、壮年や高齢者でグループ結成されユニークな事業が幅広く実施されています。

 

 

 

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