そこで、第2ラウンドといたしましては、これから21世紀のまちづくりに向けて住民の方とどのような形で連携し協力し合って魅力ある地域をつくっていくのか、まちづくりを進めていくのか、そのためにはどういう可能性が考えられるのか、何が問題であるのか、少しそちらのほうに論点を絞って御議論を頂ければと思っております。第1ラウンドのほうは総論として、それぞれの問題意識に立って問題点を指摘して頂き、御意見を伺いました。その御意見につきましては、今5人の方々はそれぞれ初めてお聞きになるところもあるでしょうし、お考えが違うところもあろうかと思います。非常に時間が限られていて申し訳ないんですけれども、これまでの議論も踏まえまして、パネルディスカッションですので、バラバラに話しをするのではなくて、みんなで議論をするという主旨からも、これまでの他の方の発言も踏まえまして、今申し上げました町づくりないしは地域づくりにどのようにして住民の参加を促し、そして行政はそれに対してどう対応していくべきか、そうしたお話を伺えればというふうに思っております。
また時間を絞って申し訳ございませんが、だいたい5分ぐらいでお願いしたいと思います。今度は、順番を変えまして、今発言されたばかりですけれども米田座長のほうから、今度はこちら向きにお願いしたいと思います。では、よろしくお願いいたします。
米田
はい、先に結論から言うとですね、もちろん私は県民であり一住民ですから、その立場からすると私はすごくカッコ良い表現になろうかと思いますが、行政へのお願い型、行政の下請け型の住民活動地域づくりから卒業して、大変これは言うのは簡単で実際は難しいと思いますけれども、自己責任が強まるけれども住民が主役の地域づくりを目指さなくてはならないんじゃないかなと思います。自己責任が強まるというところが大変言い辛いんですけれども、そういう時代が来る。しかし、その自己責任が強まるけれども、その地域で住んでいることが楽しい、目標がある、目指している明確さが行政から示されるという地域づくりを進めなくてはならないんじゃないかなと思います。
もう1点は、夢の語れる地域ビジョンの策定ということであります。そのためには、情報公開や学習会のしくみが大切じゃないかなと思っております。