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・みんなの興味を持てるものを。

・歴史文化を伝えていくという意味でも世代を越えて交流が必要。文化の受け渡しができるような場所に。それはまちづくりの柱になるのではないか。

・子どもの教育を考えても世代を越えて集まれるところがあれば、かつてはあった日本の良い面も取り戻せるのではないか。

(c) 地域の暮らしに役立つものを(1名)

(d) 住民によるまちづくりの核となるように(5名)

・これから我々が歴史文化を受け継ぎ、文化の向上は図らなくてはならない。これからの歴史を築く意味でも住民によるまちづくりの核が必要。

・これからの時代住んでいる人が参加することが大切。施設づくりにも参加し、それをまちづくりにつなげることも重要なことだ。

(e) 経済的利用(商売)を考えるべきだ(0名)

【グループ討論】

・世代を越えて交流ということはいろいろな人が集まれることでもある。

・世代を越えた交流は、まちづくりの核ともなる。

 

3] 利用を考えるときのポイント

(a) 周辺の歴史資源を活かせるものを(2名)

・周辺の歴史的環境にあった地域の整備が必要。例えば道路の整備にしても歴史的環境への配慮がほしい。

・熊取には歴史資源が生活とともに残っている。この環境を取り込んだものを。

(b) 水辺等を活かした市民の憩いの場とする。(2名)

・泉南の地は歴史的に水確保の歴史でもある。豊かな自然は保全して、そうすると人も集まってくる。

・気持ちの良い空間というのは住んでる人にとっても良いこと。建物だけでなく周辺の環境も大切に考える。

(c) レンガの魅力を押し出す施設づくりをする(1名)

・施設の中は利用形態によって考えていかなければならないが、基本はレンガの魅力を壊すことがないように。

(d) いろいろ利用できる多目的なものとする(3名)

・みんなが集まれるものは多目的な利用となる。

・工場の中、青空の下といろいろな利用が考えられる。

(e) 中途半端は止めて1つの目玉施設で売り出す(3名)

・内外にアピールする意味でも目玉施設を考える。

・まちおこしとしての目玉施設。

【グループ討論】

・目玉となる施設も必要で、そのまわりには多目的に利用ができるとよい。

・どのような利用形態になっても、レンガの魅力を活かすのは当然である。

 

(3) 2班の討論

メンバー:稲葉孝一・甲斐正章・福永截彌・正田周子・山岡幸子・大野久美子・坂本百合・小西ヤス子・中西八重子・宮田美代子

進行:杉山美納

旧中林綿布工場の保存活用に向けて基本的な考え方を整理するために行われた「第2回ワークショップ」において、2班はまず15枚のカード(3テーマ×5項目)をじっくり吟味して、各テーマから1枚ずつ計3枚のカードを各自が選び出す時間をとる。カードを選ぶときには、それぞれ“なぜそのカードを選ぼうと思うのか”という理由を後で発表してもらうことを前提にして、選んでもらった。

各々が3枚のカードを選び終えたところで、各テーマについて順番に班としての方針を話し合った。どのカードもそれぞれに大事で、どれかひとつだけに絞るということがなかなか難しく、単に多数決で班の意見をまとめるのではなくて、“なぜそのカードを選んだのか”という理由をそれぞれに述べてもらい、全員の意見を含んだものとして班の意見をまとめる方向で討議を行った。

 

 

 

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