11月下旬のフォーラムには多くの住民によってもらい、この調査のPRをすることも必要であり、また地元住民の方の関心を得られるように努力を続けることも大切である。
(2) 1班の討論
メンバー:中西昭太郎・橋本喜久男・田中豊一・先田明世・大野孝一・阪上澄子・鈴木三紀夫・阪上良雄・平野利光・村田明人
アドバイザー:西澤英和
進行:住田尚美
まず、一人一人がそのカードを選んだ理由を説明した。その後、グループでどのカードを選ぶのか試みた。
1] 保存活用の目的・ねらい
(a) 熊取の歴史・文化の継承を第一にする(6名)
・中家、中林工場周辺は歴史文化ゾーンとして町の位置づけがある。歴史文化の発祥の地としていきたい。
・全国のまちには個性がなくなってきた。しかし熊取には江戸時代の中家や周辺にも歴史的なものが残っている。また綿布工場は熊取の発展の象徴でもある。これを熊取のアイデンティティの形成に役立てないか。古いものを残して新しいものをつくる。
・都会に行けばどこも同じ、熊取町にはいいものがたくさん残る。中家、中林の歴史的意義の継承を。
(b) もとの繊維産業にこだわった活用を考える(1名)
・熊取はものづくりの歴史である。例えばタオルなどをつくる工程を子ども達に教えてあげたい。
(c) 熊取の活性化のために新しい産業をここで起こす(2名)
・熊取の活性化という意味で全く新しいものではなく、古いものを新しく活かすということ。
・経済性を考える。早急に考えるのではなく、10年ぐらいかけて起こす。新しい産業を育てる。
(d) 外から多くの人が来てもらえる観光地をめざす(0名)
(e) 熊取を内外にアピールする顔づくり(3名)
熊取全体を見ても核となるものがない。ここ周辺を核として仕掛けづくりが必要。歴史を活かしながら内外にアピールできるものとしたい。
・ただ保存だけではなく、活用する。新しいことを考えて発展させていくこととアピールすることが重要になる。熊取を誇りにもてるまちにしたい。
【グループ討論】
・活用にあたっては、その目的となる柱をどうするか考える必要がある。
・中林の工場を残す目的とは何か。住んでいる人がまずベースになるだろう。
・熊取の住民が関心の持てる活用を。
・歴史文化というのを住んでいる人が認識していけるようにし、内部は逆に新しいものを考えていもいいのではないか。
・風土として大切なものは残す必要がある。
2] 活用利用のタイプは
(a) 人がたくさん集まれるところとする(1名)
・人が寄ってもらわないとおもしろくない。町内外との交流ができるように。
(b) 世代を越えた交流の場とする(5名)