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・道しるべが残るまち。

・煉瓦の煙突を見て存在は知っているが改めてご苦労様と言いたい。早く行き先を探してくださいと言っているように思った。中林工場も現場を見て一世紀にわたりご苦労様と言いたい。この工場のおかげでどれだけの人と生活と社会に貢献したということを考えると偉大と思う。

・知らない中林工場の古いお話が聞けたと同時に歴史が感じられて非常に良かった。例えば煙突が昭和の初めの頃のものだとか。

<問題を解決するいくつかの提案>

・交通・路地をあえて拡大せずに開発して欲しい(寺への道など)。

・川沿いの小径などをつくって散歩道へ、寺、中家と結ぶ。

・地域ガイドは大切である。

・煙突の保存が要する。煉瓦の破損部の修理が必要。

・川の悪臭をなくすこと。清掃が必要。

・ホタルが住める川に。景観との一体化、自然の流路の復元。

<賑わいのあった中心地>

・近くに「熊取劇場」があった。→活用が課題

・社交ダンス場があった。

・商店が多く、人の多いまち、賑わいがあった。

・中林の工場を中心に人が多く集まった。ある意味で中林綿布工場の城下町。

・歴史的中心が中家から中林綿布工場へとその存在が移る。

<煉瓦工場の活用に向けてのいくつかの提案>

・工場の中で働いておられた女工さんの労働はどのような状態であったのかと思った。多分余り良くない作業環境の中で仕事をされていたと思う。保存にあたってはそのような女工さんのことも忘れないようにしてもらいたい。

・広大な土地、いろいろな使い方ができそう、住民の憩いの場となる。

・産業の発展過程を体感させるよい場となる可能性を感じる。

・工場内の空間の大きさに驚いた。しかし利用を考えると柱が多すぎて利用しづらいと思った。内部の柱や梁が痛んでいると思った。

・煉瓦の風合いに歴史を感じる。そのものが工場の歴史を物語るものとして残したい。構造そのものを残してほしい。

・周辺の住民の方の生活を壊さないように活用を考えることが大事、調和を考えて。

・工場の歴史を子ども達が(町を)知る機会がもてる場所にしてほしい。同時に新しい時代との融合できる場所へ。若者が集える場へ。

・歴史を引き継ぐという意味でも、子ども達が織物を体験できるようなものがあればよい。物をつくるというのは熊取の歴史でもある。

・綿の泉州との関わりを見つめ直す。煉瓦造の工場も多く残る。泉州地域の連携も大切。

<歴史の町としてのいくつかの提案>

・周辺の小さな歴史的な遺産も忘れることなく維持を考える。

・群としての保全。古民家、昭和の家も含めて。道路のアスファルト化→ゴロタの生活道もよし。

・歴史と都市計画の調和をどうするか。

・地域には多くの遺産が残る。独自のまちづくりのための要素が多い。

・中家がこの調査時のように活用されているのがよい。煉瓦工場もただ見るだけでなく活用を考える。

・煉瓦工場の活用にはお金を稼げるような工夫の検討も必要。

 

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