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22. 松田栄彦家住宅 本町9-16

主屋規模(間) 4.5×4 切妻造・瓦葺 明治32年大火後

軒形式  登梁 庇形式 板葺

 

建物は、道路側に主屋、背割り排水側に土蔵を置き、その間を廊下などでつなぐ典型的な配置である。松田家の主屋は正面4間の建物で、南側半間は隣地境を利用して当初から建てられたもので、隣接建物の解体後、新たに屋根を付けられたもので、異様な外観を見せている。正面1階下屋の取り込み、座敷縁側の拡大、2階の窓の追加や階段位置の変更など住生活の変化に応じて増改築されている部分は多いが、昭和30年頃の平面図を見る限り、建物の基本構成は他の町家と変わりはなく、北側部分が水屋部分となり、南部分が座敷となる。

 

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