4]要件4(基本的な書式・マニュアル等の整備)
観光施設等から送られてくる情報の書式化による標準化、報告作業のマニュアル化等は、特に日々刻々と変化する情報の収集、報告という即時的な情報流通に係わる人間系の作業には必須であり、また、それらにより作業の効率化が図れるものと考えられる。
また、結果として提供情報の品質の標準化がなされ、利用者の利便性、実用性に貢献できるものと考えられる。
5]要件5(メディアミックスの検討)
ここでいうメディアミックスとは、一元管理された観光情報を様々な端末(機器)及びネットワークに適合するよう編集、加工することにより繰り返し使用する、というものである。
マルチメディア型情報はデジタル化された情報であるということにより、「ワンソース・マルチユース」というメディアミックスによる情報提供が可能となる。
観光産業における観光情報提供の重要性は周知の事実であるが、このメディアミックスによるメディア戦略が重要な要素と考えられる。
6]要件6(現場におけるコンピュータ・リテラシーの向上)
マルチメディア型観光情報の収集・提供にあたって、情報収集・報告者と情報管理者という提供者側、特に情報管理者に位置する情報のデジタル化における情報処理技術のレベルは情報流通のスピードに大きく影響するものであり、関係者のコンピュータ・リテラシーの向上は重要な課題と考えられる。