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2. 利用者数の想定

 

当国際交流拠点の年間利用者数の想定に当たっては、島根県および松江市、既設の松江観光案内所の利用者数の推移をベースとして推計するものとする。

 

年間利用者数の目標

・ 島根県の平成9年の観光客入込み数は24,168千人で、昭和63年からの推移では、平均3.2%/年で伸びている(推移の比率は旧方式による)。

松江市は、同じく4,150千人で、増減が激しいが、平均2.7%/年の伸びとなっている。(以上P.33〜34 I章4.(3)観光客入込み数)

 

・ ウエルカムプラン21において、目標年次とされている2005年の時点では、当国際交流拠点が整備され数年が経過している状況と思われるが、島根県の観光客入込み数は、その8か年で、これまで同様3.2%/年の伸び率で推移すると、2005年では約31,000千人と想定される。

24,168千人×(1+3.2%)8=31,000千人

 

・ 松江市はその入込み数で、県全体の約17%を占めており、最近では過去に比べ3ポイントほど低率となっているものの、県観光の中心的位置にあることは変わりはない。

したがって、県全体に占める松江の入込み数の比率は、今後も当国際観光テーマ地区の位置付け等強化されることなどを踏まえて、17%は確保されるものとし(年平均3.2%の伸び率に相当する)、松江市の2005年の観光客入込み数は、5,270千人と推定される。

31,000千人×l7%=5,270千人

 

・ 一方、現在、JR松江駅構内にある「松江観光案内所(「i」案内所)」の年間利用者数は、平成8年度45,113人であり、松江市全体の約1.1%程が利用している状況である。(以上P.35 I章4.(4)観光案内所)

 

・ 当国際交流拠点は、駅主要出入口の正面に単独の建築物として整備され、既設の観光案内所を移設、その機能の充実、国際交流拠点施設としての機能を統合してのレベルアップが図られるものであり、地域住民の日常的な利用も含めた複合施設である。

 

・ したがって、松江市観光客入込み数に占める当施設の年間利用者数の割合は、その倍増することが予想され、2%と想定すると、年間利用者数は105,400人と推計される。

5,270千人×2%=105,400人

 

 

 

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