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北方海域航路は西のNovaya Zemlya海峡、Desire岬の北、そして東はベーリング海峡の氷に閉じ込められる海域を含む。氷の状態は海上輸送を制限する。そこでは年間を通じて、砕氷船の支援と氷対応可能な船舶を要求する。夏季には全ルートにおいて船舶が航行するが、冬季には主としてYeniei川沿岸の港に供給する西側の部分に航路が限られる。

 

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図5.8 MurmanskとDuch harbour(アラスカ)との間の色々なルートと近似的な距離

 

広い範囲の氷監視と予報サービスは、ロシアにおいては50年前から、北方海域航路における砕氷船艦隊に仕えることを主な目的として築かれてきた。宇宙から観測するSARはこの仕事ではまだ使われていない。この海域のオペレーショナルユーザーは、砕氷船ばかりなく貨物輸送に責任がある船会社である。この他に石油会社やコンサルタント会社が沖合い作業を計画するため氷情報を必要としている。研究探査はそれらの研究分野の計画を最適に進めるため、準即時的な海氷情報を必要としている。

ロシア北極域の色々な海域において、三つの船会社がほとんどの船舶輸送に責任を負っている。最も大きなものはMurmansk船会社である。この会社は政府の砕氷艦隊として責任を負っており、主としてシベリア沿岸の西部沿岸と河川において操業している。北部船舶会社は白海海域において海上輸送活動に責任を負っている。White Sea-Onega船会社は白海とバルチック海の間の湖と河川の海上輸送に責任を持っている。

 

 

 

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