(略称は章末のAcronymsを参照)
海氷情報のユーザーは、役割、責任および解決されるべき問題に従い、三つの主要なタイプに分類される。
ユーザータイプ1:
日常の業務において氷と直接接触し、安全に船舶を操業するため、また氷に蔽われた海域で効果的にコストを下げるため、氷情報を必要としている人である。代表的なユーザーは、砕氷船の船長、貨物船の船長または漁船の船長、石油プラットフォームの管理者、沿岸警備艇の艇長である。
ユーザータイプ2:
氷に蔽われた海域の海上輸送の計画と実施、砕氷船の護衛船、沖合い作業や他の海洋作業のそれぞれに責任ある人達である。これらの人々はしばしば、陸上で仕事をするが、海上で働く人々に指示を与える。
ユーザータイプ3:
は国立機関である。それらは氷データの収集と氷分布情報の作成、およびユーザータイプ1と2に伝送される氷予報とその他の氷情報に対して責任がある。彼らは衛星による氷データの得意先であると同時に、ユーザータイプ1、2に対する最終の氷プロダクトの作成者である。