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表3.1-4 ポケットベルの情報発信能力

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今回の測定においては、通常の場合と優先の場合の間で伝達時間に顕著な差が見られなかったが、これは、このようなトラヒックの状況、つまり、通常の情報発信を行った場合においても、その情報は遅滞なく処理されていた(と推察される)ことが原因と考えられる。

なお、30秒間隔で厳密に発信処理しているシステムに対し、10秒間隔で時間をずらしながら送信を行う実験を行なったことから、理想的には、10〜20秒、20〜30秒、30〜40秒の区間に均等な頻度を有する結果が得られることが期待されるが、

・DDX-P網における遅延

・交換機における処理時間

・ポケットベル側での処理時間

(電波状況が悪い場合などには30秒後の2度目のシグナルを待つことを含む)

などが関与して、このような頻度分布になったものと考えられる。

 

 

 

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