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なお本事業の実施に当たって、運輸省や神奈川県、あるいは日本バス協会、神奈川県バス協会の皆さんから、大変なご理解、ご指導を賜りありがとうございました。この席をおかりいたしまして、厚く御礼申し上げます。

環境保護キャンペーン

さらに本年9月20日のバスの日には、環境保護キャンペーンとして、藤沢市の辻堂海浜公園において、神奈川県バス協会、江ノ島電鉄株式会社とともに、環境保護のキャンペーンを開催いたしました。このイベントに際して、藤沢市による、湘南レボリューションごみ減量リサイクル運動もあわせてやりましたんで、何万というお客様が見えました。その中で、環境保護の重要性を、パネルを使って訴えたり、スヌーピーバスの見学会を開いたり、PRに努めたところです。

これらの活動を通じて環境に対する関心の高さと、バスに対する期待の大きさというものを思い知らされた一場面もございました。

その他の改善策として、ハイフリッドバス、超低床併用バスと合わせたアイドリングストップ車。また、排気量が少ない中小型バスなどを導入しております。またちょっと変わったところでは、停留所の標識ですね、これは今まで電照式でやっておりましたけれども、私どもはソーラー式のバス、停留所の設置を進めています。時刻表なんかもよく見えます。

おわりに

以上、当社が取り組んでまいりした、エコドライブ運動について報告させていただきましたが、将来的には先ほど申し上げましたが、当社が実施している環境定期券を、共通バスカードと同じように他社でも使用できる、共通環境定期にしたいと考えております。例えば当社の定期券で、東京に買い物に行く。あるいは反対に、都内の人が神奈川県のきれいな空気、あるいは緑を求めて郊外へ出かける。それもあまり交通費のことを気にせずに、気軽に出かけるということを、これからも実現していきたいなと、思っております。

こういったことの積み重ねが、バスが身近な乗り物、日常生活に密着した交通機関として、もっともっと生活の中に浸透していくものと思っております。また、このような些細なことでありますが、マイカー抑制につながり、環境保全につながるものと思っております。今後とも、利用しやすいバス、そして環境改善に積極的に努めてまいる所存でありますので、引き続きご指導くださいますよう、お願いいたします。これをもちまして、私の報告を終わります。大変ありがとうございました。

 

 

 

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