日本財団 図書館


また、3万7,000台を超える車両にエコドライブステッカーを貼り、他の一般ドライバーにエコドライブの必要性を訴えています。当社のエコドライブほか、環境保全への取り組み内容の説明は以上のとおりでございますが、冒頭でも述べましたとおり、このたびの受賞を機に、当社ではより一層積極的に環境保全に取り組んでいく所存でございます。以上で、発表を終わります。ご清聴ありがとうございました。

 

受賞者発表2]

 

《交通エコロジー・モビリィティ財団会長賞》

神奈川中央交通株式会社

このたびエコドライブコンテストの応募に対して、過分なる評価をいただき、栄誉ある、交通エコロジー・モビリティ財団会長賞を受賞することができましたことに対し、心から感謝申し上げます。早速ですが、当社の具体的取り組みについて、報告させていただきます。

当社では平成8年より毎年12月、「地球に優しい」をスローガンに、エコドライブ推進運動を全社を挙げて取り組んでまいりました。その重点実施事項ですが、いわゆる「環境に優しい運転10章」、これを基本といたしております。

意識の高揚

まず初めに、社員に対するエコドライブ推進運動の意識の高揚でございます。当社の全ての事業所の前にエコドライブ推進の立て看板を立てると共に、営業所、乗務員控え室に、「環境に優しい運転10章」を掲示いたしております。この掲示は、アイドリングは最小限に、ということから、車庫内のアイドリングは5分以内、起点、終点ではエンジンカットの徹底、急発進と急加速はしない。エアコンは適正温度にしよう、というふうな具体的な呼びかけを、理解しやすいようにマンガチックな表現で示しています。

例えば、起点、終点で、1日1車10分のエンジンカットをしますと、1年間で110リッターの燃料が節減でき、急ブレーキを避けることによって、10%から20%も燃料を節約できます。

それから車両運転席には、運転10項目の中の主だったものを厳守事項としてステッカーにより掲出し、意識の高揚を図っております。さらに営業所内の点呼執行所に、エコドライブ推進運転実施要領を掲出して、毎日の点呼時に内容を確認させております。そしてこれらのすべての検証をするために、本社運輸部管理者によるエンジンカットの状況調査、黒煙の状況及び運転方法の街頭指導を毎月実施しております。

当社ではバスターミナル折り返し所で、アイドリングストップ、エンジン停止をいたします。このために社内の温度調整が十分でない場合がありますので、ポスターを貼ってエコドライブ実施中ということでお客様に趣旨をご理解いただき、皆様のご協力を願いますというふうなピーアールもいたしました。

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION