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司会

コルネリアさんには、アクションプログラムだけでなく、これからどのように交流していけば良いかという点も含めてご意見を頂きたい。

 

Cornelia HORNUNG氏(ドイツ)

私は今回が初来日だったので、何もかもが目新しい体験だった。見せて頂いた所は非常に魅力的で、まったくの異文化体験だった。個人的な意見だが、このプログラムのやり方は、わたしにとって良かった。もし1人で放り出されたら迷ってしまうと思う。日本語が読めないし、話せないから。このようなプログラムを今後も続けて、ヨーロッパから人を連れて来る場合は、もう少し情報を提供した方がいいと思う。パンフレットのような物で、町のことが予めわかるように提供してくれる方がいいだろう。それからスケジュールに関しても、行った場所に関しても、外国人の私にとってはいい所ばかりだったので満足している。

 

司会

ありがとうございました。

このアクションプログラムは来年、再来年もある。今回のように非常に短い期間に別府を見て、ご意見を頂くというのではお互いに意見を言っただけ、聞いただけであり発展がない。このアクションプログラムを日本が常に準備するのではなく、もしも交流を進めるとすれば、韓国にしろ台湾にしろ、どのようなヒントを頂けるかというような観点から話して頂ければ幸いかと思う。だからドイツもこの観点で、このようなエクスチェンジが可能かどうか、お聞きしたい。

 

Cornelia HORNUNG氏(ドイツ)

私の考えは、どこでも共通であると思うがドイツ人も多様性のある温泉を楽しみたいという意識がある。重要なのは別府には多様な温泉があるということ。それから若い人は、ドイツのみならず世界中で同じだと思うが、家の中に閉じこもってばかりでなく、外に出たいという意識がある。それと医療と温泉の関係は、社会システム上、ドイツの医療保険制度からいえば、治療とウェルネスは2つに分けた考え方で取り扱われており、医療保険はあるが、ウェルネスという言葉を使う場合は、もっと楽しむ、リラックスするという方向になる。そうするとウェルネスという言い方にした方が、ヨーロッパの若い人にもっとアピールすると思う。家の中だけでなく、外に出て楽しむという観点から考えると、若い人向けにはエンターティメントやスポーツは、非常に重要な要素だ。ただ今回は時間がなく、別府にどれだけスポーツ施設があるのかわからなかったのだが、聞いたところによると海の方でスポーツが楽しめるとか。これらをドイツの若い人達に伝えて広報することはできると思う。

 

司会

このアクションプログラムは、今後どのような形で交流が可能か。

 

Jeong-Song PARK氏(韓国)

アクションという名前がついているのに、我々はアクションがあまりできなかった。より活発にできるようにして欲しいが、静かすぎる伝統的な温泉町にアクションが似合うかどうか。

 

 

 

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