そしてお湯の源泉からお湯を汲んで、飲みながら歩くというのは、すごく余裕がある。これが温泉の文化ではないか。そのへんをどのように戦略として立てていくかが問題だ。
交通、温泉、気候と3つ言ったが、4番目は歓楽街のイメージが強くないこと。これはいろいろ反論があるかとは思うが、歓楽街があってはダメということではなく、イメージが強すぎると、特に女性やお年寄りは来づらいと思う。どこにでも赤ちょうちんがあるのではなく、どこか遊べるゾーンを決めることだ。これは1つの都市デザインなので、将来的に行政等の問題もあると思うが、ぜひやって頂きたいと思う。今回は、とにかく現状分析して、1つ我々ができる目標を立てるのが大切だと思う。
Suk-Jong HAHM氏(韓国)
人間は知らない観光地にいったら、何とか楽しみたいと思っているものだ。友達と一緒に行って踊ったり、歌ったりして。そこで日頃のストレスとか緊張感が解消されたら、本当に良かったと思うものだ。そのようにエンターティメントがあるナイトライフを作って欲しい。
司会
まさしくその通りで、釜山の大変立派なホテルでラスベガスショーや民族ダンスショーを安い値段で楽んだこともある。やはりそのような立派なショーをやる施設は、別府にも杉乃井パレスとかあるのだが、まだまだその売り込みなどを考える手段があると思うので、我々もそれにアクセスしやすい環境を作っていくことも必要だ。要するに大きなホテルにあるだけでは、一般のお客様は見ることができないわけだから。このような別府の利便性の悪さがここにも出てくる。鉄輪のヤングセンターも、そこに宿泊している客だけでなく、外からもどんどん行っていいのだが、それは知っている人にしか分からない。この問題はすべてに共通していると思う。他に何かありますか。
Hyang-Ja KIM氏(韓国)
このアクションプログラムを今後も継続していくならば、そのプログラムの中に、1日ぐらいは一人で好きな所に行けるような個人行動をさせてくれれば、分析などがもっと易しくできるのではないかと思う。これを1日ぐらいは入れて欲しい。
司会
本当にその通りだと思う。日程が詰まっているので、束縛してしまった。やはり1人で歩いてみないとわからないですから。
Cheng-Wu HSIAO氏(台湾)
あちこち歩いて見て、本当に時間が短かった。特に別府の各温泉地にいいイメージを持ったので、それを国内外の人に伝えたい。そうすれば日本国内だけでなく、世界の人が認めてくれると思う。