この温泉のアトラクションは、老若男女問わず魅きつけている。
家族でも来るし、地域の人々が温泉につかりながら交流する場でもある。
プールは1日平均1000人が訪れ、週末や休暇中の場合は3000人以上の人々が来ることもある。
源泉は天然で51度だ。この地域は雪深い所なので、このように温泉の地熱を利用して、建物の暖房に利用している。一番大きな温泉プールの1つには、オゾンの消毒システムが導入されている。
これはオゾンの消毒システムを使って水質が改善された例だ。
このような水色の美しい水は、オゾンの浄水設備を導入することで得られた。
グレンウッドスプリングスは療養、レクリエーションのための場で、ほとんどの人々は娯楽のために来るのだが、ウェルネスやヒーリングのために来る人もいる。スポーツクラブもあるので、水中エアロビクスや自然療養などで健康促進し、健康を損なわないためにも使われている。
グレンウッドスプリングスには2つのプールがあり、大きい方は124メートルの長さを誇り、水温は32度だ。プールはもっとも浅い所で1メートル、深い所で3メートルだ。世界最大規模の屋外温泉プールで、約100リットルの水を使っている。
もう1つは、セラピー用のプールで約40度の水温が保たれ、主にリラックスのために使われている。一定に温度を保つために温泉に普通の自然水、ソーダ水を汲んで水温を保っている。
別府は今後、もっと発展していくと思う。特有の温泉を持っているし、別府の皆さんもとてもユニークな素晴らしい方々だと思う。
山村教授(コーディネーター)
プールをはじめ色々な施設を持っている。それを単なる娯楽としてだけ考えるのでなく、健康保持も十分に考えた場所だと思う。先程、温泉に水を加えるという話があったが、これは問題にならないのか。
Kjell MITCHELL氏(米国)
小さなセラピー用のリラックスのためのプールなので、年中これを開放し、レクリエーション目的として使われている。つまり水の中で遊ぶためのプールだ。華氏90度の水温を保つことが必要なので、水を使ってやらなければならない。
山村教授(コーディネーター)
第1セッションでも出たが、これからは温泉を健康保持のため、一方では楽しみのために使うという2つをうまく組み合わせていく。その際に当然、温泉の資源保持や観光施設整備も大事だが、何よりも周囲の環境を守っていこくとが大事だという話だった。また台湾やロトルアからは文化に根づいた地域づくりが大事だという話だった。ここで質問がいくつかある。ミッチェルさん、グレンウッドスプリングスでは、歴史環境を守っていこうというグループが活発に活動していると聞いているが、このグループは現在、どのような活動をしているか、知っている範囲でお願いする。