これもフリードリッヒスパだが、大理石で真鍮、アーチ型の天井と非常にスタイリッシュでアンチックな風情を見せている。中は非常に近代的な技術を駆使している。これはローマンアイリッシュバスだが、ここに1度訪れると生まれ変わったようになる。ウェルネスを心身ともに味わうことができ、医療界においても高く評価されている。血液の循環が刺激さ、体も引き締まるし、抵抗力もつく。リューマチや呼吸器官の疾病等にも効き、ビジターはローマンアイリッシュバスにつかると、新陳代謝を刺激し、体を浄化することが出来る。
仕事での様々なストレスや、環境破壊の恐怖にさられている現代人にとって、まさに健康ということは極めて大事なことだ。そして健康を保つことに関して重要視しすぎることはない。健康を維持する様々な要望にバーデンバーデンは答えることができる。つまり健康を維持をする、予防医学の観点からもケアを提供できる。いろいろな危険要因を予知するシステムもある。また、検診も受けられるし、医師との様々な相談、カウンセリングも受けられる。そしていろんなコースを受けることもできる。例えばタバコをやめたい、栄養学について学びたい、自分でできる実践訓練、さまざまなセラピーの知識を深めるためのコースなどがある。バーデンバーデンでは様々な施設を揃え、人々の危険要因を予知し、自分の健康を維持し、病気の予防に対処できる環境を整備している。まさに自然の資源を使って、医療・治療のサポートを得ることができる。
フィットネスは重要だが、予防医学上、これは体だけではなく、精神面でも自分で心身ともの健康に関しての意識を高めることが重要だ。さまざまな予防措置として休息とリラクゼーションが重要だし、人や自然との触れ合いも重要だ。経験、文化、社会的な面での対話・調和も非常に重要だ。調和の取れた生活、環境との調和、バーデンバーデンではこれらすべてを提供できる。また、宿泊施設も整っているし、ホスピタリティにおいても優れている。ショッピングの機会のたくさんあるし、おいしい食事ができるレストランも揃っている。健康指向型の休暇を希望される方や充電したいと考えている方にとって最適だ。コンベンションもできるし、観光と温泉を一度に楽しむことができるのだ。
山村教授(コーディネーター)
バーデンバーデンもバースと同じようにローマ時代以来の歴史を持っている。その間、歴史的な変遷を経て再生し、そして現在ではバースと同じようにヘルスケアとともにリラックス、レクリエーションとかレジャーのための温泉利用を図っていかねばならないという話だった。私もこの夏、カラカラ浴場に入ってきたが、たいへん素晴らしい施設だった。日本の温泉地もあちこちに温泉施設が出来ているが、バーデンバーデンのような、健康や保養を十分に考えた上での浴場利用が重要なのではないかと思う。それでは、アバノ・モンテグロット地域の代表として来られたイタリアのサビオンさん、お願いします。
Massimo SABBION氏(イタリア)
アバノはヨーロッパでもっとも大きいスパの集合地で、ベニスから約20キロ離れた北イタリアにある。年間約50万人が訪れ、リラックスしたり治療を受けたりしている。もっとも大きな特徴としては泥の利用が上げられる。これは皆さん、驚かれると思う。それ以外にも自然、スポーツ、食べ物、文化も楽しめる。休暇を楽しんで、再発見し、心も体も新たにすることができる。