□実験準備期間のバス会社との折衝
・快速運行バスが一般バスに追いつかないようにダイヤ調整
← 快速運行バスが一般バスを追い抜く箇所が無いため。
・一般利用者とモニター利用者の識別 → モニター乗車証を発行
・急行用の車内アナウンステープの作成、料金表の変更など外注費の負担
→ 5月〜11月ぎりぎりまで協議を重ね、バス会社が負担した。
□10月に朝、3日間、県警、県、バス会社、市の職員が街頭に出て実験実施のPRと優先レーンに入らないようにキャンペーンを実施
□実験期間中は、バス優先レーンを延長した。
□実験中のバス運賃の取扱い
モニター数分の1ヶ月分の定期代を、調査費の中からバス事業者に支払った。モニターは通勤手当も通常通り支給されることになるため、市職員のモニターは通勤手当の二重払いになるとして、人事課において問題となった。
□二回目の実験結果
50人程度の利用者がいた。これは、金沢K.Parkの導入当初の利用者数と同程度で悪い数字ではない。
(3)問題点、留意点等
□実験の実施まで何が起こるかわからない事が多い。
□年度で区切られていると各種の折衝時間が足りなく、年明けになる可能性は十分ある。
□快速運行バスは宇都宮では例がない。現状では急行を止める様な需要点がない。
□バス会社としては、バス利用者の増加につながる必要があるが、実際は、バス利用者からの転換が多かった。(徒歩+バス)→ パークアンドバスライド
□対象路線はバス優先レーンであり、金沢のように専用レーンではない。そのため、交通規制はできない。
□本格実施のための庁内合意が期間内にできなかった。そのため、本格実施用に駐車場を確保できなかった。
□実験終了後も、実験で使用した駐車場でパークアンドバスライドをしている人がいて、スーパーから苦情があった。これは、このシステムを評価して使いたいと思っている人がいるということ。駐車場を確保できれば恒常的に導入できたと考えられる。