平成10年度 バスの活用による都市交通の円滑化に関する調査
宇都宮市直行バス試行実験に関するヒアリング調査
調査結果の要約
1.日時:平成11年2月22日(月) 17:00〜19:00
2.場所:宇都宮市役所
3.出席者:
柴田賢司 宇都宮市企画審議室企画係
鈴木紀一 (財)計量計画研究所研究部交通研究室 室長
以上2名
4.ヒアリング調査の目的:
■長期の実験を実施する上で工夫した点や問題、課題の把握
本事例は、第1回目の実験を経て、第2回目の実験を実施した事例であり、日常生活のもとでシステムを利用し、評価できるように長期の実験期間を設定した点に特徴がある。そのような長期の実験を実施する上で工夫した点や問題、課題を把握し、今後のパークアンドバスライド実施上の知見とする。
5.調査結果の要約:
(1)モニターの募集について
□一回目の実験において、次のような方法でモニター募集した。
・5月:30人以上の事業所にアンケート実施
アンケート内容:自動車通勤の状況
対象路線沿線従業員の把握
定期の支給形態
・7〜9月:アンケートを基にモニター募集の企業回り(市役所職員5人動員)
企業から協賛金として大手20社から3万円集める
・10月:二日間にわたり朝ピークの渋滞時に職員を動員しドライバーに参加の勧誘チラシを配布(比較的効果あり)。併せて新聞広告を行う。
・周辺市町には公報でPRするとともにパンフを役場においてもらった。
□二回目の実験はモニターの数も少なく一回目で収集した従業員のデータと一回目に参加したモニターから抽出。
(2)二回目の実験にあたり
□一回目は3日間で、デモンストレーション的要素が強かった。そのため、バス事業者が本格的な導入を疑問視していた。そこで、より実際的な実験が必要となり、二回目の実験の内容が決まった。