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3] モニターの募集方法の工夫が重要

通勤利用を対象とする場合などのモニターを登録して実施する場合には、既往の事例を見ると、十分なモニターを確保できない場合が多くなっている。そこで、十分な期間をかけて、様々なメディアや場面を活用する工夫が重要である。

 

表 モニター募集方法の工夫事例

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4] 事前の交通データの蓄積が重要

試行実験の結果を評価するために、次ページの図に示すような実態調査を実施することが必要となる。交通実態調査は、実験中の交通状況の変化を分析するために、事前調査を行うことが必要であるが、交通量は日々、大きく変化しているため、ある1時点やある1日の交通量データだけでは、十分な評価ができない可能性がある。そこで、事前調査は既往調査データ(建設省交通量常時観測調査データ、VICS対応データなど)を活用するなどして、交通量データの蓄積を図り、分析に用いることが重要である。

 

 

 

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