2-8 小布施ハイウェイオアシス 町内周遊バス
[駐車場] 高速道第2駐車場、一般道駐車場
[実施主体] 長野県小布施町観光課・経済課
本事例におけるポイント
★ハイウェイオアシスの活用
対象とする交通(目的) 観光
導入
導入年月日 平成8年4月
導入経緯 【計画策定 → 実際に導入】
小布施町は、昔から豪農豪商の家が多く、独特の古い街並みを誇っている。そのため、町内の道路や駐車場はそれほどの容量を持っていない。これまでは長野電鉄小布施駅を利用するか、車等の交通機関で訪れるしか方法がなかった。
しかし、町自体が徒歩や自転車で散策するのにちょうどよい規模であること、町のはずれを通る高速道路の利用者が素通りしてしまう危惧などを考え、小布施ハイウェイオアシスを設置した。このハイウェイオアシスへは、上信越自動車道小布施パーキングエリアから車両出入り可能な第2パーキングから、また一般道からも立ち寄ることができる。
一帯は町の総合公園として平成5年から14年度にかけて総面積約15haの整備が進められており、住民や高速道路・一般道路利用者にとって気軽にくつろげる都市公園としての位置づけだけではなく、観光の入り口としての役割は大きい。
そのためハイウェイオアシスからは、利用者がパークアンドライド形式で町の中心部へと気楽に周遊を行うことができるように、同公園内の千曲川ハイウェイミュージアムから町中心部等を結ぶ周遊バス「おぶせ浪漫号」の運行を行っている。
小布施町では、自動車で来訪する観光者を郊外の駐車場で公共交通や自転車に乗り換えてもらい、ゆっくりと町の中を散策する観光のスタイルを「パーク・アンド・ウォーク」と称し、奨励している。
バス
バス運行主体 長電バス(株)
バス経路
【一般道路】 千曲川ハイウェイミュージアム〜小布施駅前〜北斎館入口〜おぶせミュージアム前〜町営松村駐車場〜フローラルガーデンおぶせ前〜岩松院入口
バスサービス内容
【バス料金】 1日周遊券300円、団体券(10枚)2,000円
路線バスがないので料金の競合はない。周遊券は何度でも乗降ができる。
【運行日】 土日祝日。行楽期は毎日(水曜運休)。閑散期には日曜のみ。
【運行本数】 1日7便(1時間に約1本)
【運行時間帯】 9:50〜17:00
【所要時間、距離】 千曲川ハイウェイミュージアムから岩松院入口まで20分。一周約4km。
【バス車両】 レトロタイプの赤いボンネットバスで、正面に「おぶせ浪漫号」と書いてある。1台。座席は16。立ち乗車を含めると25名程度乗車できる。町で購入した。