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支援

支援方策の実施

【Push方策】

□駐車場へのマイカー誘導看板:松本市域内外の主要な道路上における誘導標識は全て郊外駐車場向けとし、約400枚の仮設看板を設置した。

□シャトルバス利用の魅力保証:マイカー来訪者にシャトルバスに乗り換える方が便利であるという印象を抱かせるために、以下のような対策を行った。

・利用料金の低廉化…松本城周辺の有料駐車場使用料よりも郊外駐車場の駐車料金が安くなるように設定した。

・バス待ち時間の短縮化…バス待ち時間は最長でも20分を限度とし、なるべく待ち時間なしで乗車できるよう配車した。

・シャトルバスルートとマストラ観客動線の分離…長野県警、公安委員会、松本警察署の全面的協力を得て、観光バス、JR及び市内の駐車上等からの会場に至る動線とシャトルバスの動線を分離した。これにより、マストラ利用者等によって会場周辺が混雑してもシャトルバスの安定的な運行を確保することが可能になった。

 

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図 シャトルバスルートとマストラ動線の分離

 

・バスルート上の渋滞解消

・道路パトロールと信号調整…バスルート上にパトロール員を常時配置し、警察の管制センターと無線によるオンラインを設置した。これによる道路情報を基に、機動的な信号機の時間調整を行って、信号待ちによる渋滞解消が短時間で行えるようにした。

・観光車両の早期収容…既存の誘導標識により松本城近傍の開智駐車場前に誘導されてきた観光車両に対して、渋滞時には誘導員が空き駐車場を紹介し、速やかに道路上から排除することで、渋滞がシャトルバス運行に与える影響を最小限となるようにした。

【Pull方策】

□マイカー自粛:シャトルバスの魅力保証の一環として、通常車両数削減には重要課題として取り組み、市民及び周辺市町村住民の協力を得て、会期中のマイカー自粛運動を実施した。具体的には、車両ナンバーの偶奇数とマイカー通勤の日にちを関連させることで、車両数の半減を目指した。

 

支援体制 松本警察署、松本交通安全協会、ボランティア

 

 

 

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