2-6 松本城400年まつり シャトルバス
[駐車場] 臨時駐車場(島内地区)
[実施主体] 国宝松本城400年まつり実行委員会
本事例におけるポイント
★動的信号調整によるバス走行性の確保
★地元住民マイカー自粛運動
対象とする交通(目的) 観光・イベントの交通
導入
導入年月日 平成5年7月17日〜9月26日(72日間)
導入経緯 【計画策定 → 実際に導入】
松本市では、平成5年に市のシンボルである国宝松本城天守閣が築造400年目を迎えた。長野県では、同じく平成5年に、高速自動車道路が県内を南北に縦貫することを契機として、松本市郊外で「信州博覧会」を開催する計画が進められていた。そのため、松本市では、この信州博覧会のタイアップイベントとして、「国宝松本城400年まつり」を開催を計画した。
しかし、城下町特有の狭く屈曲した道路事情の悪さから、通勤時のみならずゴールデンウィーク、夏のお盆の頃には観光車両による渋滞が発生し、市民生活に影響を及ぼしていた。そのため会期中は大規模な交通渋滞が引き起こされることが予測されたため、実行委員会ではイベントの最重要課題として交通問題への取り組みを掲げた。
この対策としていくつかの方策が考えられたが、大規模な道路改良や交通規制などは実施困難とされたため、本イベントでは特にパークアンドライド方式を基本として渋滞解消支援策を実施することとなった。