2-4 浜松凧揚げまつり シャトルバス
[駐車場] 飯田公園駐車場
[実施主体] 浜松市(祭り主催者)
本事例におけるポイント
★マイカーの流入規制
対象とする交通(目的) 観光・イベント
導入
導入年月日 平成2年5月3,4,5日〜以降毎年実施
導入経緯 【 計画策定 → 導入】
静岡県西部に位置する浜松市では、毎年5月の3,4,5日の3日間にわたって、200万人以上の人出を集めて「浜松まつり」が行われ、浜松市民にとっては最大のイベントとなっている。
JR浜松駅から約4kmの距離にある中田島砂丘で行われる「凧揚げ大会」には、3日間で約170万人の人出があることから、そのための交通手段の確保が大きな課題となってきた。従来は交通規制が講じられていたが、会場の駐車場に集まる自家用車によって、周辺道路はおろか都心付近まで渋滞の列が延びていた。しかも、観光客は増大を続けており、抜本的な解決が求められていた。
また、会場周辺の住宅団地内での駐車問題、祭り規模の増大に対して駐車場を締め出すことで祭り用スペースを拡大することも課題になっていた。
そこで、平成2年より、凧揚げ会場には駐車場を設けず、バスまたはタクシーを利用して会場入りしてもらうという基本方針を採用し、会場周辺の通行禁止を始めとした交通規制を行うとともに、パークアンドバスライドの導入などのバス輸送対策を実施した。