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都市(圏)内輸送のパークアンドバスライド(観光、イベント交通を対象とした国内事例)

 

2-1 奈良観光期シャトルバス

 

[駐車場] 奈良坂駐車場 他

[実施主体] 奈良県

 

本事例におけるポイント

★PRの工夫

★道路交通情報のシャトルバス運行への動的提供と柔軟な経路変更

 

対象とする交通(目的) 観光・イベントの交通

 

導入

導入年月日 1988年4月24日〜10月23日(シルクロード博開催時)に導入

1989年より春・秋の観光シーズン(奈良公園周辺)に継続して導入

導入経緯 【計画策定 → 実際に導入】

なら・シルクロード博の主会場であり、観光交通の集中する、奈良公園一帯はわが国有数の観光地であり、日祝日には周辺道路に車があふれ、しかも奈良公園に行くには必ず市街地を通過しなければ行けないという地理的条件も重なって、奈良市内の至る所で渋滞が発生するという状況にあった。

さらに、なら・シルクロード博により、生活目的、一般観光目的及び博覧会観覧目的の3つの目的を持った自動車交通が錯綜し、駐車場不足と合わせて、交通の輻輳が想定された。

そのため、なら・シルクロード博開催時にパークアンドバスライドが導入され、その結果が有効であったことから、翌平成元年からも、春秋の観光シーズン対策として継続することとなった。

さらに、平成8年秋には南から流入する交通に対応すべく、新たなパークアンドバスライド駐車場を整備し、試行実験を行った。

 

バス

バス運行主体 奈良県内の大手バス事業者(奈良交通)に全面委託

バス経路

【一般道路】

□シルクロード博開催時

・パークアンドバスライド: 6ヶ所のパークアンドバスライド用駐車場から、会場近くに設置された登大路バスターミナルと高畑バスターミナルを結ぶ経路。

□平成元年以降

・奈良坂駐車場〜県庁間を運行。

□平成8年試行実験時

・奈良坂駐車場〜県庁前間を運行。

・大安寺駐車場〜県庁前間を追加運行。

 

 

 

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