【運行本数】 10分間隔で運行
【運行時間帯】 11:00〜19:30
【所要時間】 片道約10分
【バス車両】 バスの車体に「買い物バス 乗り換え実験」と表示した。第2回目の運行ではPRも兼ねて「お買い物ピエロバス」という愛称をつけ、ピエロの絵柄を車体に貼って運行している。稼働車両は4台。準備費用は補助金から。
【実施費用】 実験費用は2500万円で商店街活性化のための補助事業として、国と東京都が二分の一ずつ負担している。
乗り継ぎ駐車場
駐車場設置主体 立川商工会議所
駐車場サービス内容
【駐車料金】 無料
【駐車場台数】 450台
【駐車場利用時間】 11:00〜20:00 (最終入庫時間は18:00)
【路面舗装】 舗装、白線引き
駐車場用地の確保 国有地(米軍駐屯地から返還)を借用
駐車場整備
【整備内容】 駐車場管理用としてプレハブ1舎。トイレ1つ(利用者も使用可能)。
既に路面は舗装されていたため、白線のみ引いた。
【整備費用と費用負担】 補助金より
支援
支援方策の実施
【Push方策】
□PR:東京都は日野、昭島など周辺11市町に広報への掲載を依頼したほか、歩道橋への横断幕などでPRした。第2回目では広報掲載の他、新聞の折り込みチラシ40万部を配布した。
□商品券による利用促進:試行実施1ヶ月が経過しても、乗り換えの不便さなどから利用が伸び悩んでいたため、立川商工会議所ではパーク・アンド・バスライド利用促進策を検討していたが、市が補助金を出して商店街が発行を計画していた商品券の話を実験に結びつけることを考え、11月下旬からは商品券を使った利用促進を図っている。
支援体制 国、東京都、商店街、バス会社 等
効果・影響、問題・課題 等
導入による効果、影響
●利用者の評判は良かったが、利用者数は当初予想した250台/日を大きく下回る130台前後であった。(第1回)
●第2回でも利用者の評判は良く、1999年1月現在、駐車場利用台数は約200台/日、バス利用客数は約1,000人/日となっている。
●大型店舗駐車場入り待ちの車両台数が減少している。(第2回)
問題、課題
●昭和記念公園のイベント開催時に駐車場待ちの渋滞にバスが巻き込まれ、送迎時間が平均22分を要した。バス専用レーンの設置が有効と考えられるが、渋滞を助長する恐れがあるため、現状での導入は難しい。(第1回)
●利用抵抗の原因として、周知が不十分であるとともに、荷物を持ってバスで移動する不便さがあると考えられる。(第1回)
参考文献
1)日本経済新聞、"立川駅前に買い物に来て"、1998年(平成10年)3月12日
2)日経流通新聞、"パーク&バスライド続々"、1998年(平成10年)3月17日
3)日本経済新聞、"東京・立川で試験実施"、1998年(平成10年)11月14日
4)立川タウンインフォメーション、"立川駅北口無料買い物バス"、http://www.ies.co.jp/tachikawa/pierobus/pierobus.html