【システムバス運行上の課題】
・通勤総所要時間を短縮できるよう、路線計画の再検討が課題。
・より効率的な運行を図るために、路線バスとの併用や、マイクロバス型の車両の導入などにより、運行頻度の向上や運行時間帯を延長させるなどの検討することが必要。
【駐車場位置の課題】
・駐車場は「利用者の居住地に近いこと」「迂回が少ないこと」「途中の道路混雑が少ないこと」等に留意して設置することが必要。
・駐車場までの迂回を少なくするため、幹線道路の交差部付近への設置が有効。
・駐車場位置は混雑ポイント付近から避け、また駐車場周辺道路の一般車進入規制等によるスムーズな駐車場アクセスが実現できるよう検討することが必要。
・宇都宮市外居住者の宇都宮市への流入も多いことから、他市町とも連携を図りながら市境付近、市外に駐車場を設置することも考えられる。
【都心バス停位置の課題】
・利用者の利便性を考慮し、需要に即した位置にバス停を設置することが必要。
・出勤時と帰宅時とでは異なるバス停を利用する人も多いことから、交通結節点や集客施設での設置が必要。
【システム料金に関する課題】
・自動車からシステムへの転換を促すために、都心駐車場料金等を参考にシステム料金を極力安く抑えることが必要。
[第2回]
【事前準備の問題、課題】
・調査機関が年度で区切られているため、各種の折衝のための時間が足りなく、試行実施が年明けにずれ込む可能性があった。
・快速運行バス用の車内アナウンステープや料金表などの作成費用の負担を誰にするかが課題となる。
【バス走行環境確保の課題】
・道路拡幅とバスレーンの延長
・既存施設の改良等による走行環境確保
・ソフト施策による走行環境確保
・専用、優先レーンの遵守性向上(優先レーンでは取り締まりがより困難になる)
【郊外駐車場とバス停の位置等の課題】
・郊外駐車場の適切配置
・郊外駐車場の整備拡大
・郊外駐車場の付加価値的魅力のセット
・車両安全性の確保等
・郊外駐車場付近の混雑緩和
・郊外バス停の待合い時の快適性向上
【都心バス停の位置等の課題】
・都心バス停位置等の見直し
・都心バス停の待合い時の快適性・利便性
・都心巡回バス等の検討
【システムバス運行上の課題】
・快速バスの導入
・終バス発車時刻の延長検討
・バス料金割引制度や共通乗車券等の検討
・快速運行バスが一般路線バスを追い抜く空間が無いため、快速運行バスが一般路線バスに追いつかないように、ダイヤを調整する必要があった。快速運行バスを導入する場合には、バスベイの設置が課題となる。
・実験として実施するため、快速運行バスを運行するための費用を、モニター数分の定期代として調査費から支払った。モニターは勤務先から通常通りの通勤手当を支給されていることから、実際に利用していない経路の通勤費用を手当としてもらうことになるため、一部で問題となった。また、1ヶ月以上の期間となると、通勤手当の変更が必要になる可能性があるため、1ヶ月よりも短い25日間に設定されている。