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図 引山交通広場5)

 

支援

支援方策の実施

【Push方策】

□バス優先信号の設置

□都市新バスシステム整備事業により、シェルター整備、バスターミナルの整備、接近表示器設置を含むバス路線総合管理システムの整備、新車両の購入などを実施した。

□交通規制・管制にかかわる整備は、交通安全施設等整備事業として警察庁の補助を得て行われた。主な内容は、信号機の新設(8ヶ所)、信号機の改良(42ヶ所)などである。

□沿道住民への事前説明会:事業開始に際しては、基幹バスシステムの導入により大きく影響を受ける沿道住民や事業所の方々に対して、原則として小学校単位で再三にわたる説明会を行い、ねばり強くフィードバックを繰り返す中で、最終的に大方の理解が得られるに至った。

 

支援体制 (財)名古屋市都市整備公社、名古屋市交通局

 

効果・影響、問題・課題 等

導入による効果、影響

●増車・増便:基幹バス新出来町線は試運転なしで営業運行となったこともあり、若干の混乱を来した点もあったが、大きな混乱はなく、次第に定着していった。

●利用者数の増加:市バスの利用者数は、基幹バス運行開始前には2万人程度であったが、一ヶ月後には2万3千人、5ヶ月後には2万4千人と20%増加している。4)

●P&R駐車場:主に都心への通勤目的に利用されており、市役所やバス停での地下鉄への乗り継ぎや栄バス停での降車が多い。駐車料金は、周辺月極駐車場より安く、利用状況は、1986年には1/4程度の稼働率であったが、駐輪場はよく活用されており、1993年には満車状態となっている。

 

 

 

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